2012/03/16

先日、両親の結婚記念日のお祝いで外食をしました。
もう何十周年でしょうか・・・。
私の年齢が30歳を超えましたので、それ以上ですね。
去年と同じように結婚記念日をお祝いできることは、
実はとても有難いことなんだなぁ、と今年は特に思います。

今まであまり気にしたことはありませんでしたが、
ふと母がしている結婚指輪を見せてもらいました。

両親の結婚指輪は、指輪の縁にミルグレインがほどこされていて、
リング全体には月桂樹のような模様がほどされていたらしいのですが、
30年以上の歴史が刻まれたその指輪は、模様がなくなって
つるつるの結婚指輪に様変わりし、小キズがたくさん刻まれてました。

おそらくメンテナンスなども受けたことがないでしょう。
思わず労いの言葉をかけたくなるような風合いでしたが、
それでも格好悪いなんてことはなくて、何ともいえない味があり、
母の薬指で今日も堂々と輝いています。
同じように歴史を重ねた手に、本当に良く似合っているように思いました。

母の結婚指輪のように、
ブラシュケルのリングも皆さまの元で愛され続けていると嬉しいです。

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結婚指輪はリサイクル素材で出来ています

先日、女優のナタリー・ポートマンが結婚し、
その結婚指輪について
「リサイクルのプラチナと紛争ダイヤモンドではない
ダイヤモンドを使用しています」
と報じられました。

それを見て考えたのは
モノは言いようだなあ、
結婚指輪はプリウスじゃないぞ、ということです。

詳しくは知りませんが、米国ではエコに熱心なことが
人物のイメージに大きく貢献するらしく
アカデミー賞の授賞式にもリムジンではなく
プリウスで乗りつけるのがカッコいいと言われたことも
ありました。

今回の結婚指輪も同じ文脈で、
本人がエコに熱心であることをPRしているわけです。

でもね、世の中のプラチナ、金などの貴金属は高価なので
徹底的にリサイクルされるのがあたり前なのです。
自動車1台には2?3グラムのプラチナ・パラジウム等が
使われ、携帯電話やパソコンには微量の金が使われていますが
これらのスクラップは業者により回収されます。

結婚指輪を作る工程でも、キャストや研磨の工程で
大量のスクラップが発生しますが、これも当然回収。

回収された貴金属は、工場で鉱山から産出された原料と混ぜて
新たな地金として生まれ変わります。

つまり、結果として結婚指輪には、相当量のリサイクル材料が
含まれざるを得ないのです。
はっきり言って、リサイクル材料をまったく含まない
結婚指輪を作る方がはるかに難しい。

おそらく、この女優の結婚指輪は、
中古のジュエリーを溶解して作られたのだと思いますが、
結婚指輪がリサイクル素材と言ってPRすることに
ほとんど意味はないですねえ。

それよりも感心したのは、モノは言いようだということ。

国内で貴金属の大手に田中貴金属工業がありますが
(ここは貴金属の買い取りや工業用の回収を行い
リサイクルでも大手です)
ここの直営店の結婚指輪は、他の大手チェーンから誹謗中傷を
受けているそうです。

「あそこの結婚指輪はスクラップから作られるんですよ」

リサイクルと言うか、スクラップと言うかで
同じことなのにイメージが変わってしまうのですね。

また、スクラップ・リサイクルと言うとリーズナブルなイメージですが
それがエコロジーに転じると、変なプレミアムが付きそうで
それもイヤな感じです。

とにかく、世の中のほとんどの結婚指輪にはリサイクル素材が
含まれています。
それを変にPRするのはカッコ悪いと思います。

2012/02/28

少しずつ少しずつ、寒さが和らいできたように感じます。
ちょっと油断をすると、また急に冷え込んだりするので要注意の時期でもありますね。

お仕事が終わって、帰路に就く際はできるだけ歩くようにしています。
このあいだは少しあたたかく感じたので、ちょっと回り道をしました。

オフィスの窓からも立派な姿が見えるほど、近くに和歌山城があります。
お城の外堀を一周してから帰路に就きました。

この日は、川面にも美しい和歌山城が映しだされていました。

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めいっぱい春になったら、桜のピンクに染まります。
またその頃には嬉しくて、何度も訪れてしまいます。

冬から春へ・・・季節の移ろいを感じながら
今日もしっかりウォーキング。

ピンクダイヤモンドと結婚指輪

ダイヤモンドは通常、無色透明であるほど
価値があるとされますが、
天然でピンクやブルーの色を帯びたものは
とても希少で、その数十倍の価格が付きます。

今、国内でブライダルリング用に販売される
ピンクダイヤモンドのほとんどは、オーストラリアの
アーガイル鉱山で産出されますが、その鉱山で
大きな原石が採掘されたとニュースになりました。

この美しいピンクダイヤは、少なくとも数千万円の
価格が付くので、ブライダルリングにはとても使えませんが
実際に結婚指輪に使われるピンクダイヤモンドとは
どのようなものなのでしょうか。

約20年前、JALアートと(JALの子会社)いう会社が
ピンクダイヤモンドが1個入ったシンプルな結婚指輪を
販売していましたが、そこに大々的に算入したのが
トレセンテ(責任者は私)でした。
いろいろなデザインバリエーションでピンクダイヤ入り
の結婚指輪を開発し、売りまくりました。

当時は今ほどピンクダイヤが高価では無かったので
結婚指輪に入れるには大粒で、ピンクの色の濃いダイヤを
1個3万円程度でセットすることが出来たのです。

ピンクダイヤは、とにかく”かわいい”ので
婚約指輪のサイドストーンとしても人気が高まり、
一時期のゼクシィには、ピンクダイヤの
結婚指輪、婚約指輪が大量に掲載されていましたね。

ところが、原油・鉄鉱石等が世界的に値上げした頃から
アーガイル鉱山(親会社は資源会社)がピンクダイヤの
値上げを繰り返し、この円高でもかつての3倍以上の
価格になってしまったのです。
(お金持ちになった中国が良いお客さんになりました)

こうなると、色の濃いピンクダイヤは1個10万円以上
しますから、結婚指輪に使うことが出来なくなりました。
結婚指輪では使い勝手を考え、ダイヤを埋め込むので、
安価な色が薄いピンクでは、ピンクダイヤであることが
わからなくなり代替できません。
そのような理由で、結婚指輪にピンクダイヤモンドが
使われることは、大幅に減少してしまいました。

ピンクダイヤは、とても根強い人気があるので
もっと気軽に使える価格になればいいなと思います。
そのためには、アーガイル鉱山に代わる供給先の出現を
待たなくてはいけないのでしょう。

結婚指輪でやらせ情報はあるの?

ステマ(ステルスマーケティングの略)という言葉を
目にすることが多くなりました。

食べログのやらせ問題発覚がきっかけですが
コスメサイトやYahoo知恵袋等のネット情報でも、
同様のインチキ書き込みがあり、
それを商売にしている会社が数十社もあるそうです。

それでは、結婚指輪や婚約指輪のネット情報は
信用出来るものなのでしょうか?

残念ながら、全てが信頼できる情報ではなく
様々なやらせが混ざっているのが実態のようです。

例えば、Yahoo知恵袋やOKウェイブといった
質問サイトを見ると、大手とは言えない
いくつかのブランドの結婚指輪が繰り返し
おススメされています。
回答者の履歴を調べて行くと、複数のアカウントを
使って宣伝行為をしている疑いが濃厚です。

また、ほとんどのサイトが掲載している
「お客様の声」ですが、これにも怪しいものがあります。

例えば10種類のデザインの結婚指輪を発売した場合
その中で人気のないデザインの「お客様の声」をいただく
までには、1年がかりの時間がかかるものなのですが
新規ブランドのサイト開設時に全てのデザインに購入した
お客様の声が揃っていたケースも見かけました。

その他にも、日本全国の市町村からまんべんなく
お客様の声が集まっていたり
店舗のレビューで、某チェーン店の特定の店舗だけに
毎日書き込みがされていたりと
不思議なケースが少なくないのです。

結婚指輪や婚約指輪について、
消費者は知識ゼロからのスタートで、
そのために一生懸命ネットで情報を集めています。
そこに、やらせのインチキ情報を流して、
口コミでの人気を偽装するのは、悪質だなと思います。

いちいち真偽に注意しながら、情報収集をしなければ
ならないのでは、とても健全な状態とは言えません。

ネットの匿名性を悪用していると考えることも出来ますね。
私たちは、実名で正しい結婚指輪情報を発信してまいります。

ブラシュケル  渡部博行(株式会社GNH代表)